幼児クラスの誕生会

行事2025年07月25日

   ♬誰にだって素敵な日 1年1回素敵な日♬ それは1人ひとりの誕生日♡

今回は子どもたちが毎月楽しみにしている誕生会の様子をお伝えします。

幼児クラスでは毎月(8,9月は合同で行っています)各クラスで誕生会をして、その月の誕生児をクラスみんなでお祝いしています。

 

 大人が何やら準備を始めると…「あ、今日誕生会だもんね」「〇〇君の誕生会だよ」など気づいた子ども達が集まってきてイスを並べてくれたり、テーブルの上に その月の誕生児の好きな人形をせっせと運んで飾ってくれたり、部屋にある道具を使って作ったケーキを持ってきてくれたり…♪ クラスのみんなでお祝いの準備が自然と始まります。(写真は3歳児の●君が作ったケーキです)

 さあ、準備ができると その月の主役の子ども達がみんなの前に ウキウキ&ドキドキ顔で出て来て誕生会がスタートです!

♪うれしいな たんじょうび おめでとう 〇〇ちゃ~ん 

  うれしいな たんじょうび ありがとう みなさ~ん♪ 

 誰から誕生日カードと冠をもらうか、主役の子どもが決めて指名します。だれにしようか考えている間、まわりの子どもたちも誰が呼ばれるのかドキドキ&ワクワクしながら待っています。

 「〇〇くんと△△ちゃん!」

名前を呼ばれた子どもたちは、うれしそうに そして誇らしげな表情で前にやってきます。

「おめでとう!」

「ありがとう!」

受け渡す時のこんな子ども達のやりとりからも 温かい気持ちが広がります。

 

 この冠は、誕生会で主役の人だけが付けられる特別なもの。この日だけは一日中付けることができます。他のクラスの友達や大人からも「おたんじょうびおめでとう!」と声をかけられたり、何歳になったのか聞かれて「〇歳‼」とこたえる姿は本当に嬉しそう!園内みんなでお祝いの輪が広がっていきます。

 そして、クラスの仲間からのプレゼントタイム!

 その月毎に、子ども達で相談してプレゼントを決めていきます。わらべうたや劇あそび、そして自分達でオリジナルのお話を作ってプレゼントしてくれることもありますよ。今月はグループ毎に好きなわらべうたをプレゼントしてくれました。

 

 大人からはお話のプレゼント。今月は『じゃがいもポテトくん』というお話でした。素話や道具を使いながらのお話は、子ども達も大好きで、笑ったり、驚いたり…表情をコロコロ変えながら よ~く注目して自分でイメージしながら聞いています。絵本を見ながらとはまた違うお話の世界を大切に子ども達と楽しんでいます。

 

年に1度の自分の誕生会。その「特別」を期待を持って楽しみに出来るのも幼児の子ども達ならでは。

自分の嬉しいをクラスの仲間と共有し合う事ができるのも誕生会の良さですね。

元気いっぱいの毎日を˖✧

あそび2025年07月02日

4月から新年度が始まって早いもので2カ月となりました!

新しく入園したお子さんをはじめ、進級したお子さんもそれぞれのペースで慣れてきた頃かと思います。

またこの時期は新しい環境で頑張ってきた分、疲れが出て体調を崩してしまうお子さんも多かったのではないでしょうか。

日々の過ごし方に気を付けてあげると体調も崩しにくくなります‼

 

~元気と笑顔があふれる毎日~

毎日を元気に楽しく過ごすためには子どもも大人も生活リズムを整える事が大切です!

生活リズムが整うと日中もより活発に過ごす事が出来ます✨

実際、生活のリズムを考えながら生活をする事はとても簡単なものではありません。

育児関係の情報には何時間寝ると良い何時までに寝かせましょうなどと書いていることが多い気がしますがそんなうまくはいかないですよね。

現代はメディア社会と言われるほどメディアツールが発展し子ども達にとっては当たり前に身近にある物になっています。

また、外へ行く際は車やベビーカーなど気軽に使える物も増え、公園や室内あそび場は減って来ていたりすると大人の行動に合わせてしまうことも。つい大人との行動時間が多くなってしまいがちになる事もあるのではないでしょうか。

生活リズムを整えることで、お子さんが自由に沢山身体を動かす事にもつながりとても大切です。

保育園でも決まった時間に遊び、食事、睡眠・・と大体のリズムがあります。とくに午前中は1日の中で一番活発に活動する時間です。どのように活動しているのかご紹介します。

 

~運動・食事・睡眠で育つ元気な毎日~

【小さな手足で大きく動いて、元気に チャレンジ‼】

登園後はお子さん1人ひとりが好きな場所へ行ってあそび、それぞれのやりたいことを楽しみます。

室内の中にも身体を動かせるような遊具があったり、ベランダを開放する事で十分に身体を動かす事が出来ます。

歩けるようになると南テラスに行ったり階段を上手に降りられる様になると乳児園庭に遊びに行き自由に遊んでいます。

 

【もぐもぐ・ぱくぱく、元気のもとチャージ中☆彡】

食事も毎日1人ひとり大体の決まった時間に食べています。

水分もしっかりとれるように意識しています。

また育児担当制と言う事もあり同じ大人とお子さん同士で食べる事で食べる量も安定し食事のリズムも整います。

食器や食具も自ら使えるようになり、より自食の意欲も出てきて自分の食べたい物を自分で食べて満足そうな姿を見ることが出来ます。

【スヤスヤぐっすりお昼寝タイム♪】

睡眠は0歳児クラスだと個々のリズムに合わせて午前寝が入るお子さんもいます。0歳クラスはべビ―ベッド、1.2歳児クラスは給食後にコットにて午睡を行います。

日中に沢山身体を動かす事でスムーズに入眠することが出来ます。ぐっすりと眠る事が出来て、途中目が覚めてしまう事もありますが再び眠りにつくお子さんもいます。起きた後はすっきりとした表情でご機嫌に過ごしています。

 

~たくさん遊んで、すくすく成長中!~

夏休みも近くなってきてお出かけの予定など立て始めている頃かと思います。

家族で楽しい時間を過ごした後はたっぷりと休息の時間があると

子ども達も元気に夏を過ごせるかと思います♪

身体も心も大きく成長・発達をしていく時期だからこそ大人が子どものリズムを作っていってあげたいですね。

子ども達の生活リズムを作ってあげられるのは保護者の方々です✨

 

 

R7 あそびのひろば~雨~

行事2025年06月07日

毎年10月に開催していましたが、昨今の気候も考え今年からは

この時期の開催となった「あそびのひろば」。
その5/31(土)はあいにくの雨でしたが拝島第一小学校にて無事開催することが出来ました。
足元の悪い中保護者の方々のご協力ありがとうございました。
本来であれば晴れていたら多摩川沿いにある自然公園で行うはずでしたが何年振りかの悪天候・・・。
体育館の中での開催となりましたが、楽しんでいる子どもたちや
一緒に盛り上がってくれる保護者の皆さんの姿を沢山見ることができました。

 

まずはクラスごとの円をつくり親子体操。怪我のないようにしっかり身体を動かしていきます。

体操の後はクラスごとにしっぽとり。親子ともども負けじと走り回りました。保護者の方々にはオニ役のご協力をいただいたり一緒に逃げ回ってもらったり・・。子どもたち大喜び!

クラスごとにあそんだ後は3クラス合同のお楽しみ競技。今年は「取って取って取りまくろう!」

と命名した新しい競技も行いましたがこれが大盛り上がり!写真から伝わりますか?

たくさん運動し水分補給をした後は題して『ピカソになろう!』
わが子の顔をじ~っと見て似顔絵を描いていただきました。

職員一同驚く作品ばかり!特徴を捉え「似てる!」「かわいい!!」

と本当に声が上がっていましたよ。子どもたちがそこにシールを貼って完成させました。

 

最後はみんなで1つの大きな円をつくってわらべうた。

みんなで「ゆうびんはいたつ」「どんどんばし」をうたってあそびました。

保護者の方の声もよく聞こえてきましたよ。

♬さよならあんころもちまたきなこ♪で雨の「あそびのひろば」終了となりました。

狭い体育館でご不便おかけする事も多かったと思いますが、翌週沢山の保護者の方々から「楽しかったです!」「筋肉痛になりました!」との声をいただきました。

来年は気持ちのいい青空の元、戸外で「あそびのひろば」が出来ますよーに。

 

 

 

 

 

交通安全指導

その他2025年05月23日

昭島警察署の方から安全な道路の歩き方や交通ルールを学びました。

 

横断歩道の渡り方などみんな真剣に話を聞いています。

 

これを機に年長さんは就学前の練習として通学路をお散歩がてら横断歩道の確認など一緒にしてみるといいですね。

☆体験講座のご案内☆

お知らせ2025年05月17日

①0歳児体験講座

   0歳児のお子さんのいるお父さん、お母さん、

   又これから出産予定の妊婦さんを対象とした講座です。

    日時:6月6日(金)

    時間:10:00~

    場所:拝島保育園

    内容:0歳児クラス~乳児クラスの見学やお部屋で遊んだり、

       離乳食体験があります。

 

②手作り遊具体験講座

   未就学児のお子さんのいる親子を対象とした講座です。

    日時:11月11日(火)

    時間:10:00~

    場所:拝島保育園

     詳細は近くなったらお知らせします。

  ※申し込み先・・・拝島保育園 042(541)1074

            🌸参加お待ちしてます🌸

 

 

 

すみれ組 ~楽しいお散歩

あそび2025年03月25日

 2歳児クラスになると心身ともに成長し運動機能も十分に備わってくることから、園外にお散歩に

出るようになります。まだ始めの頃は園庭や南テラスで遊ぶことが多いのですが、水遊びが終わり

秋頃から行き始めることが多いです。

 お散歩は子どもも大人も楽しい気分になるのですが、楽しいだけではありません。

まず、お友達と2人で手を繋いで園外の道路を歩くことになります。

皆さんのお子さんは手を繋いで歩けますか? 手を繋ぐことってなかなか難しい事でもあります。

散歩先はあまり交通量が多くない場所を選びますが、それでも横断歩道を渡る際には「車が来ていないかな?」

と左右を確認して手を挙げて横断歩道を渡るように知らせています。

 歩いている時にもフラフラしたり手を離して飛び出さないことも子ども達に伝えています。

目的の場所に着いたら繋いでいた手を離して遊びます(手つなぎも緊張しますので…)。

 

 すみれ組の最初のお散歩先は、園の近くの「神明神社」になります。

皆さんは神明神社をご存じですか? 

 大きないちょうの木があって、ちょうど乳児クラスの子が遊ぶのにもってこいの広さがあります。

神社に着いてまず「すみれ組の子ども達がここで遊ばせてください。」とお願い⁈というかお参りを

してから遊び始めます。

 葉っぱや木の実、虫を探したり園から持参した縄跳びやしっぽ取りで遊びます。

園庭と違って広い空間で走ることができて景色も自然に囲まれて開放的になります。

 秋はいちょうの葉っぱが黄色く色づいてきれいです。冬は赤いナンテンの実やオレンジ色の実が

なっているのを見たり自然に触れています。

 小一時間ほど遊んだら保育園に戻ります。来た道をまた戻るのですが、帰りは遊んだ後なので

少々お疲れ気味の子ども達。歩くスピードも表情もちょっとどんよりしていますが「頑張って歩こうね~」

と大人に励まされて帰ります(ーといっても園から大人の足で5分もかからない場所ですが…)。

 2歳児クラスですと他には「天神さま」と呼ばれている拝島天神社、日吉神社、第二公園などに

遊びに行くことが多いです。拝島保育園の近くで皆さんのお宅からもご近所なので、是非お休みの日に

ご家族でも遊びに行かれてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

もも組1日の様子(1歳児クラス)

あそび2025年03月05日

 登園時離れる時に泣いていると、保育園楽しんでいるのかな?ずっと泣いていたらどうしよう…と不安になりますよね。笑顔で部屋に入っても今日はどう過ごしたのかな?楽しかったかな?と気になると思います。帰りの時に「こんなことをしていたよ」と話を聞くと思いますが、聞いても想像が難しい中で少しでも想像がしやすくなるといいなと思い、今回はもも組の1日を紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

~登園~

 4月の頃は泣いてしがみついて離れなかったことが懐かしいですね。今では笑顔で「おはよー」と入ってきます。たまに寂しくなって泣く事もあるけれど、すぐに泣き止んで遊び始めています。また泣いていると「あそぼ」「だいじょうぶ?」と先に登園していた子が慰めてくれて遊び出す事もあり、とても微笑ましいです。

~室内遊び~

 お部屋には様々な道具があり、自分でやりたいことを見つけて遊んでいます。お皿やボウル、タッパーにチェーンや花ビーズを入れて食べる真似をしていたり、お料理の真似をしているのか何かを振りかけて混ぜたりと見ていて面白いです。お部屋の中でも身体を動かして遊べるように立ち台、パック椅子、アーチス等の遊具もあります。

 

 

 

 

 

 

 

~戸外へ出る

 外へ出る前にオムツ交換、帽子、靴下など外に行く準備を一緒にします。4月から継続して積み重ねているので、自分で出来る事も増えていますよ。それぞれに合わせて難しいところは助け、出来るところは見守っています。自分でやりたい気持ちも出てきているので、自分で出来るようになるととっても嬉しそうです。大人が手伝う方が早くできますが、一緒に・自分でやっていくことで子どもの自信に繋がり、生活習慣も身についていきます。時間に余裕がある時は一緒にやってみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

~戸外遊び~

 雨が降っていない日は南テラスや乳児園庭で遊んでいます。ボールやフープなどを使って体を動かしたり、「まてまてー」と大人も一緒に走って楽しんでいます。大人を見て追いかけてよーと誘ってくる事もあります。砂場ではお皿やコップにスコップで上手に砂を入れたり、移したりと集中して遊んでいますよ。葉っぱやお花、虫を探したり、「今日は寒いね」「風が強いね」と話しながら季節を感じられる様に話しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

~戸外から入室

  戸外へ出るところで行った準備と反対の手順で自分で脱ぎしまうようになっています。大人が手伝わなくてもあっという間に自分の場所に戻せている子も居ます。保護者の方がつけてくれたフープがある為、掛けやすそうですよ。                                               

~着替え・排泄

 5人で入室した後は遊びに戻ります。その後1人ずつ着脱・排泄に誘い、汚れた衣服の準備をします。ズボンが泥だらけの時は遊びに戻る前に履き替えていますよ!毎日行っていることなので何を用意すれば良いのか分かり、大人が言わなくても準備出来ている子も増えてきました。ズボンはウエストゴムを持ち引っ張り、Tシャツは片腕ずつ引っ張り脱ぐ事を習得中です。排泄ではオムツが濡れていない子は便器に座っています。排尿出来ると「でたよ~」と教えてくれたり…少しずつ慣れていきトイレで排泄出来る事は気持ちがいいんだ!と思えるようになって欲しいですね。

 

 

                       

 

 

 

 

 

~食事

 みんな大好きなお昼ご飯!大人がエプロンを着けると遊んでいた遊具を片付けて、手を洗い自分の席に座ってエプロンして、食器を並べて配膳を待ち…様々な手順を踏み食事へ向かっています。個々で食べる量や助ける部分が異なるので合わせて配膳介助しています。「これ美味しいね」「にんじん?」等会話もあり、気持ちが良い雰囲気で食べられる様に意識しています。初めての物は躊躇する事も多いですが、大人が食べてみようかな~と一緒に食べると子どもも食べてくれたり…食べてみたら美味しいと分かったようでおかわりをする子も!美味しそうに食べていて見ていて幸せな気持ちになります。

                          

 

 

 

 

 

 

~午睡

 自分の場所が決められています。食後Tシャツを脱いで半分にして畳んで自分のカゴの所へしまいコットに向かいます。4月は自分で寝られなかった子も今では「おやすみ」と声を掛け布団を被せると自分で寝られます。午前中沢山遊んで美味しいご飯も食べてぐっすり💤

 

 

 

 

 

 

 

~おやつ~

  午睡明け、肌着を着替えてから服を着てオムツ交換し遊んでいます。大人がおやつの準備を終え、マスクやエプロンを着け始めると片付けをして手洗いに並びます。遊びながらも楽しみなおやつ!は忘れません。手洗いも上手になり、袖をまくる、蛇口の開閉、手をキレイに拭くを「自分で(やりたい)」と言う子が増えています。「今日のおやつは○○だよ」と伝えると「やったー!」「おいしそう!」と盛り付けを待っています。最近はおやつの名前を言って「おかわりちょうだい」と言ったり「牛乳とお茶ちょうだい」と2つお願いできたりと子どもの成長を感じます。4月は子どもの視線や仕草を見て「おかわりする?」と聞いていたのに…すごいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

~降園~

 おやつを食べ終えた後、3:30頃からお家の方のお迎えが始まります。子どもたちは自分のお迎え時間が分かっていて時間が近づくとソワソワしてきます。お迎え時間に合わせてオムツ交換、手拭きタオルを畳んで汚れ物カゴにしまい、遊んでいた遊具を片付けます。お迎えの時に見せる笑顔は本当に可愛いです。元気にまた明日~!

 

 

職員研修~多様な子どもたちの理解と支援~

その他2025年02月25日

SNSで活躍されている、藤原里美先生に多様な子どもたちの理解と支援についてお話をして頂きました。職員全員で研修に参加し子どもの助け方を学びました。お話だけでなく身体を動かしたり、ゲームをしたりと楽しみながら学ばせていただきました。

共感できるお話がたくさんあったのでその中の一部を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

~苦手でいいんだよ~

苦手なことがあると聞くとマイナスに感じることがあるかもしれませんが、それぞれ身長が違う様に苦手な事や得意な事があります。自分の傾向を知り対策を立て、苦手があっても工夫で乗りきれるように考えていく事が大切になると教えていただきました。自分の傾向を知るには、苦手なことに目を向けて認めることが必要になります。認めることはマイナスな事ではなく、前に進んでいける大切なことで、ダメな自分でも良いと思えるのが自己肯定感だそうですよ。認めることができることで対策を考えていけるのだそうです。子ども達と一緒に対策を考えていき、「〇〇はできないけど、〇〇はできるよ!」と自信を持って話せるように関わっていきたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

~遊び心を持って子どもと関わってみる~

いけないことはしっかりと伝えなければと思い、子どもに関わることがあると思います。伝えていく事はもちろん大切な事です。しかし、時には遊び心を持って子どもの気持ちを切り替える助けをすることも必要だと教えていただきました。

公園から帰る時や保育園でいうと外遊びからお部屋に戻る時に「まだ遊びたいよー」と切り替えが難しい時があると思います。そんな時「もう入る時間だよ」と言ってもスムーズにはいかないことが多いです。そんな時は切り替えポーズを子どもと決めていると、子どもの気持ちが切り替わりやすいと教えていただきました。子どもの好きな動物やキャラクターのポーズを一緒に考えると良いそうです。今度は何のポーズにしようかと話すことも楽しい時間になっていきますね。気持ちの切り替えが必要な場面は1日の中に沢山あると思います。遊び心を持って関わることで、子どもと大人の葛藤を減らし気持ちよく過ごせるヒントになりますね。子どもが思わず楽しくなり、気持ちが切り替わるように遊び心を大切にしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちは性格も得意なことも苦手なこともみんな違います。そんな子どもたちが自分らしく伸び伸びと力を発揮できるように安心して保育園生活を送ってもらいたいと思っています。研修の中でも何度も出てきましたが、どんなことを感じているのだろう…何につまずいているのかな?…どんな方法の時に成功したか…など子どもの姿をよく見て寄り添い考えていくことが大切だというお話しでした。大人に寄り添ってもらえると子どもは安心して自分のやりたいことや気持ちなどを表現でき力を発揮できるそうです。

大人のものさしではなく、子ども目線で考えていくことの重要性や環境を整えることで子どもの力が発揮できる幅が広がることなどを再確認することができました。子どもたちも自分らしく「自分はこんなことができる」「こんな自分が好きだなぁ」と園生活の中でたくさん感じて自信へとつなげていってもらいたいなとも思いました。

   

つくし組 ~わらべうた~

あそび2025年01月15日

 拝島保育園の子どもたちが大好きなわらべうた。小さいうちは大人が歌っているのを聞いたり、だんだんと一緒に仕草ができるようになっていき、幼児クラスでは集団で遊び楽しむ姿も見られるようになります。どの年齢でも心地の良いわらべうたが大好きです。幼児クラスでは日頃遊びの中で楽しむだけでなく、行事の時は親子で遊んだり、みんなの前で披露する事もありますよね。そんなわらべうたを0歳児クラスでは高月齢の子も低月齢の子も楽しめるように日々様々なうたを歌っています。拝島保育園で大切にしている「わらべうた」が0歳児クラスではどのように楽しんでいるのか、また大人はどのような事を大切にしながら歌っているのかなどを見てもらえたらと思い、今回はつくし組でのわらべうたの様子を紹介したいと思います!

 ♪うえからしたから♪

 布を使ったわらべうたで、うたに合わせて布を上下に振ります。このうたを歌い始めると、自分で布を取りに行って近くに来たり、「うたって~」と大人に布を持って来る子もいます!このように仕草などだけでなく、布や遊具を使って歌う事もあります。音や素材の性質などを感じる事も出来ますね。

 

 ♪ジージーバー♪

 大人の声に合わせて「いないいないばあ!」のように布から顔を出します。始めは大人がやっていたのを見て楽しんでいます。次第に自分で「ばあ!」と布から顔を出す姿も見られるようになりました。 笑顔で顔を出すのがとても可愛いです!小さいお友達も大人のことをじーっとよく見てうたをきいています。大人も視線を合わせながらゆったりと歌うように心がけています。

 

♪うまはとしとし♪

 このうたは馬に乗っているようなイメージでリズムに合わせて身体を弾ませてあそぶわらべうたです。子どもが自然とジャンボクッションにまたがって身体を動かしたり、周りで座っていた子もその場でリズムに合わせて身体を上下に弾ませて楽しんで聞いています。みんな大好きなのでこのうたを歌い始めるといつもたくさん集まってきます。

 

 ♪おちょず♪

 つくしぐみで大人気の仕草をしながら歌うわらべうたです。掌を人差し指でつつく「ねんねつぼ」や口に手を当てる「あわわわ」頭を両手でたたく「おつむてんてん」など様々な仕草があるのですが、大きい子たちは大人をよく見て一緒に仕草をしながらうたを楽しんでいます。この仕草がまたたまらなくかわいい子どもたち!好きすぎて「もう一回!」のリクエストがエンドレスになる事も…(笑)。

                   

♪にぎりぱっちり♪

 シフォン布を手の中に握って、うたに合わせて振り、最後の「ピヨピヨピヨ」のところで手を開きます。シフォン布がふわふわっと出てくるのを見て大喜びの子ども達♪ 

 

 

 わらべうたを大人が表情豊かに楽しみながら歌っていると、まだおしゃべりが難しい0歳児の子どもたちも、リズムに合わせて楽しんだり、真似してみたりしながらスキンシップを通してやりとりを楽しんでいます。子どもと視線を合わせて歌うことを意識していて、子どもと一体となり楽しむことでなんとも言えないゆったりとした時間が流れます。また、子どもたちの嬉しそうな表情がとてもかわいく大人も癒されています。便利な世の中になり、子ども時代からスマートフォンやYouTubeなどメディアと触れる時間が長くなっているので関わり合いを学ぶ時期だからこそ、ゆったりと目を合わせながら心地よいわらべうたを子どもと一緒に楽しんでみてくださいね。

 

 

                 

どうやってかかわる?~乳児のイヤイヤ期~

育児2024年12月06日

 

1歳~2歳児ぐらいの特徴的な姿として、皆さんご存じ”イヤイヤ期”とよばれる時期がありますよね。

園でも乳児クラスでは様々な場面でお子さんが「イヤ~!」という姿が見られます。

「自分でやりたい~!(でもできない!)」

「○○したかったぁ~!」

「いきたくない、やりたくない~!」

「よくわからないけど、とにかくイヤ~!」…などなど。

クラス内ではもちろん、送迎中の保護者の方々とお子さんとの間でのイヤイヤ大バトルが繰り広げられている様子もよく目撃されます。

おうちでもきっと同じように大バトルが行われているのだろうなあと容易に想像でき、頭が下がります。

そんなイヤイヤ期の子どもたちにどうかかわるかは、子どもにかかわるすべての大人が頭を悩ませたことのあるものなのではないでしょうか。

 

よく、「保育園の大人の言うことは聞く」と保護者の方に言われることもありますが、保育園で過ごす長い時間の中ではもちろんイヤ~!と大騒ぎすることもあります(一応園の大人には遠慮して、自分のママ・パパに見せるイヤイヤよりはちょっぴり控えめかもしれませんが笑)。

私たち保育士も、子どもがイヤイヤ状態に陥ったときに、こうすればピタッとおさまる!というような魔法が使えるわけではありません。子どもによっても性格や理解力、切り替えが上手・苦手などの個人差や、イヤイヤの理由もその時によって違うので、イヤイヤ状態の子を前にして”さて、どうしようかな”と考えるのは保護者の皆さんと一緒です。

    
    

魔法は使えませんが、こういう方法や手順をふんでいくとイヤイヤが起こりにくい・おさまりやすいといったことはいくつか思い浮かぶので、今回はそれをまとめてみたいと思います。

 

<子どもが「イヤ~‼」と言い出したら?>

・「嫌なの?」「そうなのね」とまず一旦イヤという気持ちを受け止める!ここで、「嫌じゃない!〇〇するの!」となってしまったら、子どもはよけいにイヤイヤいうものです。こちらからの要求はしないで、まずは受け止めます。そして子どもが何が嫌なのか、どうしたいのかを考えてみます。

そしてここからは実践編。子どもが気持ちを切り替えられるように、具体的にどんなことを大人がしているのかをいくつかあげてみます。

①提案する

「こうしてみるのはどう?」「こうやったらできるかも」「またあとでやろうか」など、提案をしてみます。大事なのは、提案を押し付けないこと。大人の提案を聞き入れるか聞き入れないかは子ども次第です。

②選択させてあげる

「○○と△△、どっちがいい?」と選択肢を出すのも方法の一つです。イヤイヤ言っていても、二択を出すとどちらかあっさり選んでくれることも多いものです。大人にそうさせられたわけではなく、”自分で選んで決めた”と子どもが感じることで気持ちを切り替えやすくなります。

③時間を与えてあげる(待ってあげる)

少し好きにさせておくことも作戦のひとつです。自分でできないけど、やりたいならやらせておく・泣いたり大騒ぎしているなら、しばらくさせておく。言葉は悪いかもしれませんが、少し”放っておく”。そうすることで、思い通りにならず大騒ぎしていた子がクールダウンしてきたり、自分でやってみたけどやっぱりできないから大人に助けを求めたり、自分で切り替える”間”を与えてあげます。

「待ってるからね~」「何か手伝うときは言ってね~」と、大人が助け舟をだしておくことで、切り替えやすくなることもあります。行為としては”放っておく”けれど、無関心で放っておくわけではなく、心で気にかけながらそっとしておきます。

④その先のできごとを知らせる

状況や先の見通しを伝えて切り替えられるようにするのも有効です。何かがやりたくなくてイヤイヤになっているときは、その先にある子どもにとって魅力的なことを知らせてあげたりもします。例えば『オムツ替えたくない!』というとき…「外にあそびにいこうか」→「じゃあ急いでオムツ替えちゃおう!」といった感じです。切り替えるために何か特別なことを用意する必要はなく、いつもと同じことでも楽し気に誘ったり、言い方を変えるだけでも子どもは乗り気になったりします。

 

だいたいこれらのステップを踏んでいく中でイヤイヤ!と大騒ぎしていた子も少しずつクールダウンしていき、しだいに大人の話や提案にも耳を傾けていってくれるようになることが多いと感じます。

 

 もちろん、それでも切り替えられずイヤイヤ言い続ける場合もありますが、そういう時は「○○したかったよね、でもね今は難しいことなんだ。」等、こちらの思いを冷静に伝えることもあります。イヤイヤ言っているのをどうにかしたいからといって、子どものワガママをすべて聞き入れて要求を叶えてあげてはかえって逆効果です。”イヤなのはわかったけど、今はできない”と毅然と伝えることも大切です。そうすることで、子どももイヤイヤ言っても通らないという経験やどうして通らないのかという理由を学んでいきます。また、「お菓子あげるから」など物で釣ったり、何か子どもが怖がるもので脅かしたりして従わせようとすることもお勧めしません。何か”もの”がないと切り替えられなくなってしまうようになりかねません。

 

     

 

大事なのは、感情的にならずに接すること。大人がムキになって、イライラして接するとよけいイヤイヤが増し、時間もかかるものです。リラックスしてかかわることが短く解決するコツです!そしてもう一つ大事なのは、子どものイヤイヤ期のときは、何をするにも”時間はかかる”ということが大前提だということです。

お出かけしたい→子どもが自分で靴を履きたいと言う→自分でやり始めるがうまくできない→~時までに行かなきゃ間に合わないから大人が見かねてやってしまう→手を出されたことがイヤで大騒ぎし、さらに時間がかかる…。

こんなことも起こりがちです。大人が”家を出るまでに時間がかかるだろう”と予測し、5分でも10分でも早めに支度を始めておけば、子どもが自分で靴を履いてみようとする時間を待ってあげることができます。

 

イヤイヤ期は子ども自身が自分の意見が言えるようになってきたという、自立していく大切な時期でもあります。自分でやりたい気持ちを受け止めてもらい、自分でできることをある程度自分でやらせてもらえていれば、そこまでイヤイヤと言わないものです。子どもの意思をそっちのけで、大人の都合に合わせようとして大人が手や口を出しすぎてしまうことが、イヤイヤを助長させてしまうことにもなります。

とはいえ、忙しい日々のなかでいつも心穏やかに子どものイヤイヤに付き合うことも難しいですよね。イヤイヤ期も子どもの成長の一部で、永遠に続くわけではありません。イラっとしたら、まずは深呼吸!

今はそういう時期!成長の過程で誰もが通る道!と思って、冷静とリラックスさを心がけながら子どもたちにかかわっていきましょう!