ノロウイルスについて
 ちょっと時期遅れになってしまいましたが、冬季に流行り易いノロウイルスに
ついて、症状や予防法を行いたいと思います。
 
 ノロウイルスは冬季を中心に、年間を通して胃腸炎を起します。また60℃
10分程度の加熱では病原性を失わず、塩素系殺菌剤や消毒アルコールに対し
ても、抵抗性があります。原因食品は水やノロウイルスに汚染された食品、特
にカキを含む二枚貝が多く報告されています。
 最近下水を検査すると、年間を通じてこのウイルスが、検出されることがわ
かったそうです。これが河川を通って海に流れ込み、二枚貝はエサと一緒に大
量に吸い込んでしまうようです。またこのウイルスは、非常に少量でも感染す
る上に、人間の体内で増えるため、トイレ後の手洗いなどが、非常に重要にな
ります。

症状
 潜伏期間は24時間から48時間で、下痢、吐き気、腹痛、発熱(38度以下)
が主症状です。通常3日以内で回復します。感染しても全員が発症するわけでな
く、発症しても風邪のような症状で済む人もいます。感染力が強いため、抵抗力
が落ちている人や乳幼児では、少量(100個程度)のウイルスを摂取することで
も、発症してしまいます。
予防のポイント
1 カキなどの二枚貝は、中心部まで十分に加熱してから食べること。

2 生鮮食品(野菜・果物など)は、十分に洗浄すること。

3 トイレの後、料理する際、食事の前には、良く手を洗いましょう。

4 手洗いの後、使用するタオル等は、清潔なものを使用しましょう。
二次感染を予防するために
 感染者の糞便や嘔吐物には、大量のノロウイルスが含まれています。嘔吐して
しまった時には、次の事に注意しましょう。

1 室内の換気を十分に行う。

2 嘔吐物の処理等は、使い捨て手袋などを使用して、直接触れない。

3 嘔吐物等で汚れた床などは、周囲を含めて塩素系漂白剤で消毒する。

4 終了後は石けんで十分に手を洗い、うがいをする。

5 汚れた衣類やシーツなどは、熱湯や漂白剤で消毒後、他の衣類等と分けて
  洗濯すること。
 ノロウイルスは、アルコールや逆性石けん等の消毒効果はあまり期待できない
ため、徹底した手洗いが基本になります。1月2月が感染のピークです。十分に
気をつけましょう。